投稿日時 2013-06-12 00:31:38 投稿者 GORO このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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秋の寒さが体に来る。 久々に銭湯に行こうと鍵谷真木は突拍子に言い出した。 もちろん、言葉を向けたのは母方の姉である鍵谷 藍。が、しかし彼女からは、 「ごめんね、まだ仕事が残ってるから」 と、謝りながら部屋へと入り、そのまま出てこない。 かくして鍵谷は今、一人銭湯に行き、気持ちよく湯に浸かり出てからのコーヒーを飲もうとしていた。 のだが、 「あれ、真木ちゃん?」 銭湯から出てきた少女。 島秋 花とバッタリと鉢合わせとなる。 そして、鍵谷は投げ掛けられた言葉に口を開こうとしつつ、視線を下へと向ける。 大きな二つの塊へと。 「………ッ」 「えーと、真木ちゃん?」 自身の持つ塊を遥かに凌駕していた。 落ち込む鍵谷に対し、島秋は何が何やら分からず取り敢えずと、近づこうと足を踏み出した。 と、その時だった。 ふわり、と。 側に置いてあった扇風機の風が島秋のバスタオルを揺らがし、そのままストンと落ちた。 「きゃっ!?」 慌てて隠そうとする島秋。 だが、鍵谷の目は確実とその揺れる物を捉えており……。 「負けました、花様」 「えっ! 何んで真木ちゃん謝ってるの!? って皆見てるから、お願いだからやめてぇぇぇ!!!」 女湯から、秋の必死の叫びが響き渡るのだった、。 |
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